吉原稔法律事務所へは日々、遺言・相続に関するご相談が寄せられます。 後になってトラブルにならないためにも正しく遺言について理解する必要があります。 以下の事例はほんの一例ですが、よくある遺言・相続に関するトラブルです。
Q1.子供達は仲が良いから遺言を書く必要はない? Q2.遺言を書くのは死期が迫ってからでも大丈夫? Q3.親族とは仲が良く、妻がうまく整理してくれるから大丈夫? A.これらのトラブルを回避するためには
子供達は仲が良いから、 私が死んだら子供達でうまく整理してくれるから、 私は遺言書を書く必要はないと思う。
相続がひとたび始まると、 子供達それぞれの夫、妻の思惑もあり、 仲の良かった子供達の間で相続をめぐってトラブルになってしまいました。
遺言を書くなんて縁起が悪い。 私はまだまだ元気だから、 遺言を書くのは死ぬ間際になってからでいい。
そう言って夫は認知症になってしまい、 夫の兄弟には遺産をあげず、 全てを妻の私に残すという遺言書を作成し、 その後、亡くなりました。
親族とはとても仲が良く、 妻がすべてうまく整理してくれているから、 遺言は書かなくても大丈夫。